ごまおはぎの世界

まったり好きなものについて語りたいと思います。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

フジフジ富士Q その8

私はGREAT3という存在はもちろん知っているものの、楽曲もきちんと聴いたことなければ、最近まで片寄さんのことを“かたよりさん”と読んでいたくらい(本当はかたよせさん)、片寄さんのことは知りませんでした。

そんな私が一気に片寄さんを身近に感じたのは、やっぱりこのブログの存在があったからだと思います。

http://gg-m.jp/blog/katayoseakito/

志村さんとフジファブリックに関する、何万字もの文章。
MCでも言っていましたが、左半身が熱くてどうしようもない日があって、書かずにおれなかったそうです。
この文章を読むと、志村さんとフジファブリックに対する深い深い愛情が、胸に迫ってきます。
志村さんの誕生日の翌日から今も更新され続けているこの文章のおかげで、片寄さんのステージはわたしにとってもとても楽しみなものになっていました。

アコギを抱えて、ハーモニカを装着(って言い方でいいのかな?)して片寄さんは現れました。
「久しぶりだね、ダイちゃん」と照れくさそうに言っていた気がします。

始まった曲は「花」。
片寄さんがプロデュースした1stアルバムの美しい曲です。

歌いだした片寄さんの声を聴いて、私は意外に思いました。
その外見から、私は片寄さんってもっとおじさん(すみません)だと思っていたんです。
でもまだ42歳だったんですね。
とても若々しい、瑞々しい声でした。

片寄さんは、本当に心をこめて、歌ってました。
見ているこっちがハラハラするくらい、繊細な、方なんじゃないかな、志村さんの死に、とてもとても傷ついているんじゃないかな、そんな風に思わせられる佇まいでした。
それは、クボさんの時にも感じたことだったけれど、片寄さんの方が、わかりやすかったかな。


椅子を片付けて、ギターを持ちかえ、二曲目はやっぱり1stからサボテンレコード。
イントロが始まるとワッと歓声が上がりました。
それだけ愛されている曲なんだなと思いました。

驚いたのはこの曲の間奏で片寄さんが突然「アアー!!」と叫んだことです。
それは、この曲の曲調とは全然合っていない、どちらかと言えば違和感のある、突然の叫びでした。
でも、きっと、そう叫ばずにはいられないくらい、感情が高ぶってしまったんじゃないかな、と観ている私は思いました。

やり場のない思いや、そんなもろもろが、あの叫びに込められていたように感じました。




片寄さんが去り、転換が完了し、でも次のボーカルはまだ出てきません。

予定では吉井さんのはずなのですが、まだ出てこない間にマリアとアマゾネスのイントロが始まってしまいます。
ダダ、ダダ、ダダ、ダダ、と特徴的なドラムが始まって、ギターの印象的なフレーズが始まる頃にようやく吉井さんが登場です。

あわてる様子もなくマイクまでたどり着いたのは、ちょうど歌いだし少し前。
計算されたタイミングなんだろう、「なんだなんだしびれる声だ」と歌いだした吉井さんはめちゃくちゃかっこよかったです。

この曲がまた吉井さんに合ってるんでしょうね。ちょっと妖しい雰囲気の、エロス感のある曲なので、似合いすぎて怖いくらいでした。

MCでは「あれ、言ったの?志村がここで民生さんを見て~ってやつ」と話題の心配までしてくださいます(笑)
「一番初めにそれやった(大きなビジョンで流した映像で)んですよ」とダイちゃんに言われると「あ、そうなの」と照れ笑いしていました。

吉井さんは5月のJAPAN JAMでもフジと共演していて、その時はフジがイエモントリビュートでカバーしたFOUR SEASONSとJAMをフジと一緒に演奏してくれたんですが。
とてもフジを想ってくれていて、今回も「志村は富士山のてっぺんにいるからね」とか、Anthem前に「三日月!」って空に出ていた三日月を指差したりとか、ほんとにフジを大事に思ってくれてるんだなぁってのが、伝わってきました。

「大好きな曲です」って言って歌い出したAnthemは、魂のこもったボーカルでしたが、ここで事件が起きます。

曲も後半にさしかかって、みんながその歌に聴き惚れているとき、ふと気がつくと吉井さんに何かを抱えた女の人が近づいていきます。
あんまり自然に近づいていくので、私はスタッフの人が吉井さんに何かを渡しに来たのかと思ったくらいでした。

でもその女の人は吉井さんの隣に立つと吉井さんの袖の辺りをツンツンとひっぱるようにしたのです。

ようやく異常さに気付いた私がゾッとした時、ステージ袖からスタッフの人が飛び出してきて女の人にタックルしました。そしてそのままステージ袖に女の人とスタッフの人は消えて行きました。

その間、吉井さんは女の人のことを見ることもなく、魂のこもった歌を歌い続けていました。

でも私は、心が乱されて。もしあの女の人に害意があったら、あの包みに何か凶器を隠し持っていたら。そんな風に考えて、こわくてたまらなくなりました。

ただでさえミュージシャンと言うのは、いろいろなものを削りながら音楽を創っているのに。
それなのに、こんなこわい思いをしなければならないのか。
志村さんも夜中にピンポンがなる、と悩んでたのを思い出したりして。
どうして、彼らばかりこんな思いをしなければならないのだろう。
ミュージシャンと言うのはなんなんだろう。

でも、そんな私を叱咤するように、吉井さんは最後まで歌い切りました。
すこしもぶれることはありませんでした。
そこに、私は吉井さんのプロのミュージシャンとしての覚悟を見た気がしました。

吉井和哉と言う人は、いや、ここに集まったミュージシャンはきっと、みんな命がけで歌っているんだ、と思いました。




続く。
スポンサーサイト
  1. 2010/07/21(水) 18:12:25|
  2. フジファブリック
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<フジフジ富士Q その9 | ホーム | フジフジ富士Q その7>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://gomaohagi.blog81.fc2.com/tb.php/161-b12844d0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (3)
音楽 (88)
グルメ (6)
雑記 (68)
フジファブリック (30)
サカナクション (18)
HINTO (6)
P-MODEL関連 (1)
台湾 (0)

プロフィール

ごまおはぎ

Author:ごまおはぎ
6月より台北で生活している北海道出身者です。

年はサカナクションの一郎さんとおんなじです。
松坂世代とも言います。
同い年にあんなすごい人がいるんだから、がんばらなきゃーと思っています。

私生活忙しかったので5年くらい音楽聴かない期間を経て、2008年からまたライブ通いを始めました。

あまり詳しくないので、お薦めとか教えてくれると喜びます。


フジファブリックの志村さんが誰よりも愛しいミュージシャンです。
ずっと、聴き続けます。

FC2カウンター

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。